Coding Agent ランキング 2026 — 4製品を同じ30項目で比較、用途別に選ぶ【2026年8月】

Claude Code・Codex・Grok Build・Antigravity — FMP が製品ページを持つ4製品の Coding Agent を、同じ30項目のスペック表で横に並べ、8つの軸で採点。「安く始めたい」「並列で回したい」「ログを残したい」など用途別に、いまどれを選ぶべきかを一枚で。製品ページが増えるたびに、この表も伸びます。

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ターミナルで動く自律型 Coding Agent は、2026年に入って一気に選択肢が増えました。FMP では製品ごとに常に最新の製品ページを持ち、このランキング記事はその製品ページに書かれたスペックを機械的に集計しています。製品ページが増えれば、この記事の表も自動で伸びます(現在 4 製品)。

30秒でわかる4製品

Claude CodeCodexGrok BuildAntigravity
提供元AnthropicOpenAIxAI(SpaceXAI)Google
個人の最低料金Pro $20/月($17 年払い)ChatGPT Plus $20/月(同梱)。Free / Go $8 は限定的SuperGrok $30/月(X Premium+ $40 でも可)無料枠あり。Google AI Pro $20/月(同梱)
CLI のライセンス非公開(Agent SDK は公開)オープンソース(GitHub openai/codex、Rust 製)Apache 2.0(GitHub xai-org/grok-build、Rust 製)非公開(バイナリ配布。GitHub はドキュメントと issue)
他社モデル不可(Bedrock / Google Cloud / Foundry 経由は可)不可可(config.toml でカスタム・ローカル推論)可(Claude Sonnet / Opus、オープンモデル。プランにより)
サブエージェント○(並列・カスタム定義・background agents)○(デスクトップアプリで複数スレッド並列)○(最大8並列)○(/agent で非同期サブエージェント、エージェントチーム preview)
ログの保持既定30日で自動削除(cleanupPeriodDays)自動削除なし(GB 規模に肥大する報告あり)記載なし(手動 grok sessions delete)記載なし
SHISHO 取り込み○ 自動(shisho setup claude-code)○ 自動(shisho setup codex)△ 汎用(grok export → shisho push)。専用パーサ準備中△ 汎用(/export → shisho push)。専用パーサ準備中

8軸×4製品の採点。軸ごとに横棒で比較(5点満点)
8軸×4製品の採点。軸ごとに横棒で比較(5点満点)

8軸の採点(5点満点)

採点の根拠は公式ドキュメントで確認できる仕様です。使用感やベンチマークは含めていません(ベンチマークは末尾に参考値として別掲)。各軸の最高点を太字にしています。列は合計点の順。

軸何を見るかClaude CodeCodexAntigravityGrok Build
1. 動く場所公式の入口の数と種類5542
2. 自律のレベル計画 → 実行 → 検証、長時間・定期・クラウド常駐5543
3. モデルの自由度他社モデル・ローカル推論の可否2245
4. 拡張の仕組み指示ファイル・スキル・フック・プラグイン・MCP・SDK5444
5. 安全装置権限確認・サンドボックス・学習利用の制御5333
6. 日本語との相性日本語プロンプトの扱い・日本語ドキュメント4443
7. 料金個人の最低料金と同梱の有無3553
8. ログの行方保存先の明確さ・保持・書き出し・SHISHO 対応4433
合計(40点満点)33323126

採点メモ

  • 動く場所: Codex は GitHub / Slack まで含め7入口で最多、Claude Code はスマホ・デスクトップ・Web を揃える。Antigravity はデスクトップ+CLI+IDE 拡張。Grok Build はターミナル中心
  • 自律のレベル: Claude Code(Routines / Remote Control)、Codex(Automations / クラウドタスク)、Antigravity(Agent Manager の非同期・定期実行)が上位。Grok Build は並列は強いが定期実行の記載がない
  • モデルの自由度: Grok Build はオープンソースの CLI を自前ビルドしてローカル推論に向けられる唯一の製品。Antigravity は Gemini に加えて Claude / オープンモデルを選べる
  • 安全装置: Claude Code は法人・API で「学習に使わない」を明記し ZDR も提供。Codex の個人プランは既定で学習に使われる(OFF 可)。Grok Build は明記なし
  • 料金: Codex は ChatGPT Plus 同梱、Grok Build は X Premium+ 同梱、Antigravity は無料枠あり + Google AI Pro 同梱
  • ログの行方: Claude Code は「消える」が明確で設定で延ばせる。Codex は「残る」が肥大する。Grok Build / Antigravity はスナップショット・転記込みで残すが保持が未記載。SHISHO の専用対応は Claude Code / Codex

4製品の全項目マトリクス

製品ページのスペック表を、そのまま横に並べたものです。

項目Claude CodeCodexGrok BuildAntigravity
基本
提供元AnthropicOpenAIxAI(SpaceXAI)Google
初出2025年(研究プレビュー → 一般提供)2025年(エージェント製品として)2026-05-14(ベータ)/ 08-07(v1.0)2026-05-19(I/O。Gemini CLI の後継)
CLI のライセンス非公開(Agent SDK は公開)オープンソース(GitHub openai/codex、Rust 製)Apache 2.0(GitHub xai-org/grok-build、Rust 製)非公開(バイナリ配布。GitHub はドキュメントと issue)
インストールcurl / Homebrew / WinGet / apt / dnfcurl / npm / Homebrew / Windows インストーラcurl / PowerShell / ソースビルドcurl / PowerShell(agy)
対応 OSmacOS / Linux / Windows(ネイティブ・WSL)macOS / Linux / WindowsmacOS / Linux / WindowsmacOS / Linux / Windows
入口
ターミナル○○○(TUI)○(agy)
IDE 拡張VS Code / Cursor / JetBrainsVS Code 系—(ACP でエディタに組み込み)○(IDE 拡張)
デスクトップアプリMac / WinWin / Mac / Linux—○(Antigravity 2.0 = Agent Manager)
Web○(claude.ai/code)○(chatgpt.com/codex)——(AI Studio Build から書き出し)
スマホiOS / AndroidiOS——
GitHub 連携GitHub Actions / GitLab CI、GitHub Code ReviewPR 自動コードレビュー、クラウドタスクMCP 経由記載なし
チャット連携Slack、Channels(Telegram / Discord / iMessage)Slack—(ACP で自作ボット)—
モデル
既定モデルClaude(Opus / Sonnet / Haiku を切替)GPT-5.6 ファミリー(Sol / Terra / Luna)grok-4.6Gemini 3.5 Flash(3.1 Pro も)
他社モデル不可(Bedrock / Google Cloud / Foundry 経由は可)不可可(config.toml でカスタム・ローカル推論)可(Claude Sonnet / Opus、オープンモデル。プランにより)
拡張
指示ファイルCLAUDE.mdAGENTS.mdAGENTS.mdAGENTS.md
自動メモリ○(auto memory)記載なし記載なし記載なし
スキル○○○○(.agents/skills/、Android / Web / Firebase / Science の公式バンドル)
フック○○○○
プラグイン○(マーケットプレイス)○○(マーケットプレイス)○(旧 Gemini CLI 拡張を移行)
MCP○○○○(mcp_config.json)
サブエージェント○(並列・カスタム定義・background agents)○(デスクトップアプリで複数スレッド並列)○(最大8並列)○(/agent で非同期サブエージェント、エージェントチーム preview)
ワークツリー分離○○(デスクトップアプリ)○(--worktree、サブエージェントごと)○(Antigravity 2.0)
プランモード○○○○
ヘッドレスclaude -pcodex execgrok -p(--output-format streaming-json)agy -p
定期実行Routines(クラウド)/ Desktop scheduled tasks / /loopAutomations記載なし○(Antigravity 2.0 の cron スケジュール)
ブラウザ操作Chrome 連携○(ブラウザ・コンピュータ操作)—(Web 検索はあり)○(ブラウザエージェント)
SDKAgent SDK(TypeScript / Python)Codex SDK / codex exec の JSON 出力ACP / ヘッドレス JSON 出力Antigravity SDK(preview)、Gemini API 経由
料金
個人の最低料金Pro $20/月($17 年払い)ChatGPT Plus $20/月(同梱)。Free / Go $8 は限定的SuperGrok $30/月(X Premium+ $40 でも可)無料枠あり。Google AI Pro $20/月(同梱)
上位プランMax $100〜 / Team $20〜125/席 / EnterprisePro $100(5x)・$200(20x)/ Business $25/席 / EnterpriseSuperGrok Heavy $299/月($99 導入価格)AI Ultra $100(5x)/ $200(20x)、Google Cloud 従量課金
API 従量課金可(ANTHROPIC_API_KEY)可(API キー。クラウド機能は不可)可(XAI_API_KEY)可(ANTIGRAVITY_API_KEY / Gemini API)
データ
学習利用(個人)選択制(許可時5年保持 / 不許可時30日)既定で使われる(OFF 可)記載なし(xAI のプライバシー設定に準ずる)記載なし(Google のプライバシー設定に準ずる)
学習利用(法人)使わない。ZDR ありBusiness / Enterprise は使わない記載なしGoogle Cloud 経由は商用条件
ログの行方
ログの保存先~/.claude/projects/(JSONL・平文)~/.codex/sessions/YYYY/MM/DD/rollout-*.jsonl~/.grok/sessions/(作業ディレクトリごと、スナップショット込み)~/.gemini/antigravity-cli/brain/<会話ID>/…/transcript.jsonl
ログの保持既定30日で自動削除(cleanupPeriodDays)自動削除なし(GB 規模に肥大する報告あり)記載なし(手動 grok sessions delete)記載なし
ログの書き出し——grok export(Markdown)/export
SHISHO 取り込み○ 自動(shisho setup claude-code)○ 自動(shisho setup codex)△ 汎用(grok export → shisho push)。専用パーサ準備中△ 汎用(/export → shisho push)。専用パーサ準備中

用途別ランキング

用途別に「いま選ぶべき1本」を示したマトリクス
用途別に「いま選ぶべき1本」を示したマトリクス

用途1位2位理由
迷ったらClaude CodeCodex入口・拡張・安全装置に穴がない
安く始めたい(ChatGPT 契約済み)CodexAntigravity追加料金ゼロ
安く始めたい(Google AI Pro 契約済み)AntigravityClaude Code追加料金ゼロ、無料枠もある
安く始めたい(X Premium+ 契約済み)Grok BuildAntigravity追加料金ゼロ
まず無料で触りたいAntigravityCodex(Free)個人は無料枠で本格利用できる唯一の製品
スマホから作業を投げたいClaude CodeCodexiOS + Android、Remote Control
PR レビューを自動化したいCodexClaude CodeGitHub / Slack 連携が最も厚い
複数エージェントを並列で回したいGrok BuildAntigravityworktree 分離の8並列 / Agent Manager
自社モデル・ローカル推論で動かしたいGrok Build—唯一の選択肢(Apache 2.0)
Gemini と Claude を1つの CLI で切り替えたいAntigravity—Gemini / Claude / オープンモデルを /model で切替
法人でデータ方針を確認したいClaude CodeCodex(Business)「学習に使わない」と ZDR を明記
ログを検索できる形で残したいClaude Code / CodexGrok Build / AntigravitySHISHO 専用パーサ

参考: ベンチマーク(各社公表値・第三者集計)

順位の目安として。ハーネスの違いだけで数ポイント動くため、採点には含めていません。Antigravity は Gemini 3.5 Flash の公表値が Antigravity 単体の値ではないため掲載していません。

Claude CodeCodexGrok Build
SWE-bench Verified(公表値)87.6%(Opus 4.7)88.7%(GPT-5.5)70.8%
長時間自律タスク(SWE-Marathon v1.1)50.0%(Opus 5)42.5%(GPT-5.6 Sol)31.9%(Grok 4.6)

ログの行方 — シリーズで最も違うところ

機能表を見る限り各製品はよく似ています。最も違うのは、作業の記録がどうなるかです。

Claude CodeCodexGrok BuildAntigravity
ログの保存先~/.claude/projects/(JSONL・平文)~/.codex/sessions/YYYY/MM/DD/rollout-*.jsonl~/.grok/sessions/(作業ディレクトリごと、スナップショット込み)~/.gemini/antigravity-cli/brain/<会話ID>/…/transcript.jsonl
ログの保持既定30日で自動削除(cleanupPeriodDays)自動削除なし(GB 規模に肥大する報告あり)記載なし(手動 grok sessions delete)記載なし
ログの書き出し——grok export(Markdown)/export
SHISHO 取り込み○ 自動(shisho setup claude-code)○ 自動(shisho setup codex)△ 汎用(grok export → shisho push)。専用パーサ準備中△ 汎用(/export → shisho push)。専用パーサ準備中

どれを選んでも、「なぜこのコードになったか」を後から探せる形で残す仕組みは別に用意する必要がある、というのが並べて分かることです。

SHISHO × CODING AGENTS

どの製品のログも、1か所で検索できる記録に

当社の SHISHO は、Coding Agent との対話を取り込み、要約・タグ付けして日記・トピックノートに変換する AI ノートアプリです。Claude Code と Codex は専用パーサで自動取り込み(shisho setup claude-code / shisho setup codex)、そのほかの製品は書き出しファイルの取り込みに対応。ツールを乗り換えても、併用しても、記録は1か所に集まります。

SHISHO を見る →

各製品の詳しい記事


出典: 各製品ページの出典(公式ドキュメント)に同じ。ベンチマークは各社公表値の第三者集計(2026年8月 時点)。料金・仕様は変更される可能性があります。

よくある質問

結局どれを選べばいいですか?

迷ったら Claude Code です。入口の多さ・拡張性・法人向けのデータ方針・長時間タスクの実績で最も穴がありません。ただし ChatGPT Plus 契約者なら Codex、Google AI Pro 契約者なら Antigravity が追加料金ゼロで始められ、CLI をオープンソースで自前運用したい・8並列で回したいなら Grok Build が向いています。

一番安いのはどれですか?

無料で本格的に使えるのは Antigravity(個人の無料枠)です。有料の最低料金は Claude Code Pro と ChatGPT Plus(Codex)と Google AI Pro(Antigravity)がともに月額20ドル前後、SuperGrok(Grok Build)が30ドル。Codex・Antigravity・Grok Build は既存のサブスク(ChatGPT / Google AI / X Premium+)に同梱されるため、契約済みなら追加料金なしです。

複数の Coding Agent を併用できますか?

できます。どれも AGENTS.md(Claude Code は CLAUDE.md)を読む設計で、同じリポジトリで使い分けても衝突しません。併用時の課題はログが製品ごとに別の場所(~/.claude、~/.codex、~/.grok、~/.gemini)に分散することで、SHISHO のようなツール横断の記録先があると整理できます。

ベンチマークの数字はどれを信じればいいですか?

各社が公表する SWE-bench Verified などの値は、実行環境(ハーネス)の違いだけで数ポイント動きます。順位の目安にはなりますが、本記事では「公式ドキュメントで確認できる仕様」を主な採点根拠にし、ベンチマークは参考値として分けて示しています。

更新履歴

  • 初版公開(2026年8月時点の公式情報に基づく)